経営についての情報がすべて入手できるとしても、有効に使いこなせるでしょうか。そのためには信頼できるデータがタイムリーに手に入ることが先ず第一に必要なこと。洞察力をもってマネジメント・プロセスを見直すことがその次に大切なこと。ビッグデータやBIは分析するために多くの時間やリソースを費やすものではありません。すべてのマネージャーにほんの少しBIテクニックを学んでいただき、日々有益な意思決定をしていただくことが最も重要であると考えています。
「業務平常通り」から「持続して業務改善する」組織に変革させるため、事実に基づいた経営判断を行うカルチャーを植え付けている会社があります。しかし、課題があります。他社からソリューションを買うという簡単な方法がありますが、効果を期待するならば、柔軟性あるいは融通が利くものでなければなりません。影響力を持ちたいと思うのであれば高いリターンを短期間で出す必要があります。
Jedoxをビジネス・フローの中核にとらえたら、どのようなイノベーションがもたらされるのか、考えてみてください。
マネジメントにおける課題は下記のとおりと考えています。
情報は資産です。Jedoxを使うことですべての経営情報をセキュアな環境のもとで一元化し、経営者に対して実行可能な経営指針を提示できるようにサポートとします。Jedoxによるデータ管理は現代的でかつ直観的ですので、驚かれると思います。インタラクティブ機能が備わったダッシュボードでは売上、財務状況、物流、人事、オペレーション、サプライヤー関連の情報や市場データが一つに統合されます。KPIや部門別・製品別・サービス別そして顧客別にドリルダウンすることができます(ドリルダウンとは、より詳細な項目のデータをみること)。Jedoxは数千名のユーザにまで拡張することができますので、情報欠如によるあいまいな経営判断を避けることが可能になり、企業全体の業績を最適化することができます。
予算計画、報告ならびに分析業務を統一化することにより、経営状況を360度で把握することができます。戦略、予算や経営状況のモニタリングをひとつのソリューションで管理できます。情報やデータをライトバック(WriteBack)できるので、社員一人ひとりあるいは各部門から直接意見、コメントなどをJedoxを通して受け取ることができます。ワークフローは透明化されるので、協働作業が促され当事者意識が培われます。JedoxではMS Office、Webあるいはタブレット端末やスマートフォンでも同じインタラクティブなインターフェースが提示されています。将来の組織スタイルは、透明性があるもので社員一人ひとりが尊重され、権限移譲された形態になると思います。
組織改革は通常経営トップから発信され、戦略的な意義を伴うものです。一方、ボトムアップ(現場)から日々改善が行われた結果、組織改革が行われる場合もあります。ほとんどの業務は、データを収集し計算し、または統合し、それらは関連部門と共有されているはずです。しばしば見受けられることですが、これらの作業は手作業で行われており、IT部門や経営陣にとっては不透明なプロセスになっており、その結果意思決定プロセスにリスクが内在することになります。これまでのBIで最も使われている機能は、‘Export to Excel’(Excelへのエキスポート)です。Excel+(プラス)では、JedoxはExcelをもとにしたデータ・モデリングのソリューションです。Exce+によりビジネスユーザや部門関係者はIT関連の費用を支出することなく、スマートに業務プロセスを改善することができるようになります。
ほとんどの経営報告書は記述的(現象分析的な分析、とも言われます)であり、過去になにがあったかを、説明することに終始しています。
過去を変えることはできませんが、過去から学ぶことはできます。Jedoxでは未来予測的分析やあるべき経営活動規範を示す分析、を行うことができます。経験則を統計的に処理することで仮説をテストしたり、予測値を見直したりし、リスクがどの程度内在するか判断し、さらにはデータ探索とそれらの視覚化により新しい事業機会を見出すこともできるようになります。さらに、売上高伸長率、利益率、株価、業界でのランキングについて企業業績をベンチマークすることが可能になります。Jedoxのインメモリー技術により、新しいスタイルの分析が可能になり、実行可能な施策につながる考察により経営課題が解決されると思います。